2022-04-28
擁壁とは、高低差のある土地を鉄筋コンクリートなどで固めたものです。
住宅街などでもよく見かける擁壁の上に建っている住宅は、不動産売却にどんな影響があるのでしょう。
今回は、擁壁の上に建っている不動産の売却をお考えの方に向けて、擁壁とはなにか、その目的や種類、不動産売却への影響についてご紹介します。
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擁壁とは、高い土地に建物を建てる場合に、その重量によって側面の土が崩れてしまわないように造る壁状の構造物のことです。
傾斜地や、建物を建てる敷地が道路より高い場合に擁壁が必要になります。
コンクリートなどで擁壁で側面を支えることで、崖の崩落を防ぐことができます。
擁壁を造る規定は市町村によって異なりますが、高低差が2m以上と定義されていることが多いです。
宅地造成規制区域内の場合は、擁壁が1m以上であれば申請が必要です。
擁壁には種類があり、一般的によく見られるのは鉄筋コンクリートのL型で、土地の条件によっては逆L型、逆T型になります。
素材も鉄筋コンクリートの他に、無筋コンクリート造やブロックを積み重ねた練積み造りがあります。
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擁壁は安全性が確認されていない場合、大地震や豪雨災害などによる崩落のリスクが考えられます。
また、擁壁は何トンまで荷重に耐えられる設計なのかを把握しないと、安全に建物を建てることができません。
そのため新しい住宅を建て直す際に、安全性が証明されない場合は改良工事が必要になります。
とくに、2000年以前に建築された擁壁は、安全性が確認できない可能性が高いです。
1961年以前の古い擁壁であれば、法律改正前なので、建て直しが必要になります。
擁壁工事の費用目安として、やり直し工事は3万円から13万円/m2、一部修復の場合は1万円から2万円/m2です。
敷地や工事の条件によっては費用が高額になるので、売却価格からの値引きを持ちかけられる可能性も高いです。
一方で安全性の確認できる擁壁は、不動産売却においてもマイナスになることはなく、価格にもとくに影響はありません。
安全性を証明するためには、工事後に検査を受けた際の工事完了検査済証が必要です。
検査済証が手元にない場合、交付されているかどうかは、住宅会社に問い合わせるか、市役所などの窓口で確認することができます。
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今回は、擁壁の上に建っている不動産の売却をお考えの方に向けて、擁壁とはなにか、その目的や種類、不動産売却への影響についてご紹介しました。
擁壁は安全性が担保されていれば、不動産売却において不利になることはありません。
擁壁に関するトラブルを回避するためには、まずは擁壁の状況を正確に把握してみることから始めてみましょう。
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